喜劇事件

presents

  

第1回映画祭

「終わりの始まり」

2025.11.30 (SUN)

開催

会場/シネマハウス大塚

喜劇事件の映画祭、始めさせていただきます。


 まず、謝っておきましょうか。

すいません、喜劇事件presents第1回映画祭『終わりの始まり』を開催させていただきます。世界にどのくらい「祭」というものがあるのか知りません。でも、

多分「祭」って楽しいものなんじゃないんですか?だって大体、ニコニコしたり、ワッショイワッショイやってるし。楽しいモノなら、たくさんあった方がいいじゃないですか。だったらウチらもやらせてもらってもいいんじゃないでしょうか、と思ったんですね。いや、だからすいません、と謝っている訳で。

 しかもただの「祭」ではありません。事もあろうか「映画祭」です。「祭」の分際で映画まで観られます。最高じゃないですか?一生映画祭、やれればいいんですがね。ちなみに私は「祭」そんなに好きじゃありません。騒がしいし人は多いし面倒くせエし。

 第1回のタイトル『終わりの始まり』です。始まったばかりのこの映画祭も、いつかはきっと終わります。すぐかもしれませんし、意外に長く続いちゃうかもしれません。でも、絶対に終わります、まだ始まってもいませんが、終わる、絶対に。だから「終わりの始まり」。考えてみりゃ当たり前じゃねえか、

 

 2025年11月30日(日)、11時30分からの回と15時30分からの回、同内容で上映予定です。会場は「シネマハウス大塚」様をお借りしました。ここでも謝らないと、映画館貸していただきました、すいません。お申込みは下記、中村のメールアドレスまで「お名前・フリガナ・ご参加したい回」をお送りください。アナログですいません、次回はもう少し学びます。今回は入場無料です。第1回だからカッコつけました。すごく後悔してます。

                      「喜劇事件」主宰 中村聡明

【監督コメント】

「オレ」

◼️監督:加藤岳仁  

加藤岳仁と言います。

第0回作品としてこのたび『オレ』を提出させていただきました。

第0回作品といういい方もなんとも意味ありげないい方ですが

本来予定していた第一回作品『女傑キリコ』があくまで私の最初に

取り組み始めた作品であるため今回は第0回と言わせていただきます。

さて、この『オレ』ですが何も予備知識なくご覧頂ければ幸いです。

今、私がこのタイミングで 私にしかできないストーリー、映像、で

す。それをどう『面白い!』に繋がるか、出演者が私1人である以上、

限界は感じつつも、そこも武器として果敢に挑んでみました。

この作品から、来年公開予定の第一回作品『女傑キリコ』に繋げるのが

役割と思っておりますがこの私しか出てない『オレ』という作品が

皆様の目にどう映るか、も、

実は意外とワクワクしてしまってます。

「パン、レタス、ソーセージ」

◼️監督:久保田瑛也  

映画監督って身の程知らずなものなんでしょうか。

PFFに出品する映画を編集した時「あれ、この映画世界獲るかも」って本気で考えてしまうんです。今考えてみればPFFという歴史ある映画祭に入選する監督たちは、ほとんどプロに近い人たちですからね。そんな人たちに勝てるわけないってことはわかってますよ。でもね、なんか調子乗っちゃうんですよね。気づいたら鼻が伸びてた的な。

 やばいですよね、PFF に入選し、それがグランプリを取り、国際映画祭で上映され、最年少で監督賞を受賞し、大手制作会社にスカウトされ、監督した映画がアカデミー賞(ハリウッドの方)を受賞するという未来までは見えちゃってましたからね。確率で言うと30%はあるなと。

結果は落選。一次審査すら通りませんでした。

 悔しいし、むかつくし、何よりも恥ずかしい。

 特にムカついたのはPFFの会場です。PFFに応募するとタダ券を会場でもらえるんですけど、そこの受付が入選者用と非入選者用で分かれてるんですよ。ひどくないですか?タダ券をもらうとき、すっごく惨めでしたね。さらにその日は同い年の入選した監督が会場にいましたね。「入選監督」と書かれた会員証みたいなものを首にぶら下げてましたよ。

 ああーーーーーーーー 腹立つ!!

 そんな身の程知らずな人間ですから、一本撮っただけで監督ぶった振る舞いをしてしまいます。同い年の映画監督志望の女子に話しかけられたときに妙にカッコつけてしまいましたね。

女子「久保田くんは、どんな映画撮ってるの?」

ボク「一言で言えば、アート系かな」

 痛いですねー。きっと「なんだこいつ」って思われたことでしょう。

それから、話しかけてもらえなくなりましたね。底を知られたようです。

 それに本当は「アート系」って言葉が苦手なんですよ。アートってつければ、いくら難解でもいいみたいな嫌な感じが。だからといって、娯楽全開のものを作る気もありません。しかし、お客さんを置いて行ってはいけないと思います。まずは楽しんでもらうことが最優先です。今作では、そうしてギリギリのラインを探っているのです。

この映画を見てその葛藤を感じてくれたら幸いです。

 自称アート系映画監督 久保田瑛也

P.S.  荒木ちゃん、待っててね

「一寸、砂に埋める」(ちょっと、すなにうめる)

◼️監督:チーム高橋  

夫婦で脚本、撮影、演出、編集などを手分けしながら、毎年映像作品を作っています。

この映画祭への出品が叶い、皆様にお届けできることをとても光栄に思います。そして、急なオファーに最高の演技で応えてくれたキャストに心から感謝します。

何か起こるのか、何も起こらないのか…。観てくださる皆様の心に何らかの余韻が残れば嬉しいです。

「下山ダッシュ」

◼️監督:戸枝尚 

『下山ダッシュ!』につきまして

『下山ダッシュ!』は、初監督作『朝陽の場所(以下vol.1)』の続編として昨年から制作していました。 

 vol.1の完成(2021年)から早々に「続編を作りたい」という衝動や、「続編ではこんなことが・・・」みたいなイメージがふわふわと湧いていたりして、色々タイミングが合い2024年に制作へ入ることができました。 

「やってみたい!」「入れてみたい!」を色々盛った分の消化作業にはだいぶ時間がかかり、気がつけば1年経ってしまいました。しかし、完成直後の作品(上映するものよりいくつか前のバージョン)を通して見てみて、『あゝ作ってよかった』と、手前味噌ですがそういう悦に入っていたことを憶えています。 

ただし!それもご出演いただいたみなさまと、お力添えいただいたスタッフのみなさまのおかげです。切実に切実に、携わっていただいたおひとりおひとりに感謝しております。これで安心してみなさまに会いに行けます。 

そして、完成直後にこうしてご覧頂けることにも、とても感謝しております。 

僕は「ターミネーター」「エイリアン」は『2』から、「ダイ・ハード」は『3』から観ましたが、その後に『1』とか『2』もとても楽しく鑑賞しました。 

本作もvol.2には当たりますが、ここから入っても楽しんでいただけるよう知恵を絞り手を尽くしました。だから多分大丈夫です! 

この『シリーズ朝陽の場所』では、ユルく、世相とその中にいる人々を描いていきたいと思っています。 

やんなっちゃう話はニュースに溢れているので、そういうのは作中ではなるべくユルく、『ドキュメント72時間』みたいなテンションで観られる感じを目指してます。 

最終的に、ご覧いただくみなさまに楽しんでいただけましたら、こんなに嬉しいことはありません。 

ご来場のみなさまに感謝し、上映いたします。

【上映スケジュール(予定)】  

(1)11:30~ 

(2)15:30~ (各回約2時間予定)

 

1.「そらみあげるふたり」

     監督:中村聡明 出演:高橋 仁、中村聡明(約20分)

2.「パン、レタス、ソーセージ」  

     監督:久保田瑛也 出演:久保田想乃、久保田瑛也

                          (約8分)

3.「下山ダッシュ!」 

     監督:戸枝尚 出演:星耕介、戸枝尚、小椋毅、田山由起

        田所ちさ、菊地由里 他(約60分)

4.「一寸、砂に埋める」 

     監督:チーム高橋 出演:久保田誠二、西村玲、高橋 仁

                           (約15分)

5.「オレ」   

     監督:加藤岳仁 出演:加藤岳仁 (約15分)

〒170-0002

東京都豊島区巣鴨4-7-4-101

●JR大塚駅北口より正面方向のOMO5のわきを通り、都電の線路を超え、北大塚一丁目の交差点を左に、折戸通りを道なりに進む。都立文京高校正門の前(徒歩7分)。

●都電荒川線 巣鴨新田より徒歩3分

【ご注意ください】

〇お問い合わせはお申込み上記メール↑のみとなります。シネマハウス大塚様では受け付けません。

〇会場、全館禁煙です。

〇路上も豊島区条例により禁煙です。エントランスも禁煙となります。

〇ロビーでは観客の方の長時間の滞在、歓談、飲食などはご遠慮ください。

【監督の皆さんへー御礼】

 「映画祭」ってびっくりしたんですが「映画」が必要でした。そりゃそうです「映画祭」ですから。リンゴ飴や焼きそば売ってる場合じゃないですよ。いや、リンゴ飴や焼きそば売ってもいいですけど。意外と満足いただけるかもしれませんけど。でも嫌でしょ、その満足感、映画祭だって言ってるのに。

◆まず「パン、レタス、ソーセージ」の久保田瑛也さんに声を掛けました。いや、その時目の前にいたんです、この若者。今回この映画だけです。既に観ていて、また上映したいからお願いしたのは。私はこの映画観たとき、誰にも聞こえない声で「ヤバい」と言いました。ヤバかったから。久保田監督と私、年齢差40近いんです。でも床蹴りましたからね。悔しかったんで。こんな映画が作れてお客様全員が「分かる」映画ではないと思います。それでも私は、多くの人にこの映画を観て欲しかったんです。映画祭を開催させていただいた理由はいろいろあるんですが、それはすごく大きな一つでしたね。久保田瑛也という若者を、知って欲しかった。いらっしゃったお客様が将来「オレ(あたし)久保田瑛也の最初の映画観に行った」と古参ぶっていただくことが、私は夢ではないと思っていますので。そして主宰の立場で言えば、この映画はお客様への挑戦状なのかもしれません。

◆劇団ライオンパーマ主宰の加藤岳仁さんに「映画撮りませんか?」と言ったらノってくださいました。畏れ多いですよね。長くお付き合いさせていただいているとは言え、赤坂レッドシアターで公演やってる劇団の主宰に。そうしたら、どえらい脚本が仕上がりました。ソレアから私から見ればスゴイ規模の映画の撮影が始まりました。タイトルは「女傑キリコ」。しかし最大の難点がこの映画を襲いました。絶対に映画祭までに完成しない、という。そうしたらこの私、「それじゃ何か他に作ってください」と、さらにとんでもないお願いをして。だから今回の「オレ」が、加藤岳仁「第0回作品」というのはそういうことです。先にn述べましたように、長いお付き合いさせていただきましたが、こんなにサシで話したのも飲んだのも初でした。目の前に加藤さんがいるのが時に不思議でした。プロの役者・演出家ですから。ちなみに加藤さんの第1回映画作品「女傑キリコ」は、次回の喜劇事件映画祭で上映させていただきます。

◆で、長編がなくなってしまい、どうしようかな、と。私の映画、ストックはいくつもあるんですが、でも「映画祭」なんで、それじゃ面白くないでしょ。全く規格外の方向から何か飛んで来ないかな、と思ってました。「女傑キリコ」の撮影後の飲み会で、なんとなくそんな話をさせていただきました。そうしたらとある方が「心当たりがある」と。どうやったらこの手のテーマに心当たりなんてあるんだろう?ってビール持ったまま呆気に取られました。そうしたらその場で連絡していただいて「OK」と。OK?え?OKってなに?そんなヒトいるの?なんの前情報もないまま、お声がけして即座に貴重な作品を上映してくれるって、なんなの、その人? それが戸枝尚さんでした。戸枝監督が「下山ダッシュ!」を出品していただいたことが、私には本当に心底嬉しかったです、後から。当初は喜んでる余裕なかったです、衝撃と驚愕を処理するのが手一杯で。で、後からじわじわ嬉しくなってきて。それは全く新しいチームが、全く私の知らない理由で、それでも同じ「映画を作る」ことをされていて、その日一緒に「祭」ができるという喜びです。「下山ダッシュ!」この映画祭が初めての上映とのことです。戸枝監督、どこまで無頼派なんですか?

◆「チーム高橋」には、久保田監督とほぼ同時、つまり最初から声を掛けてきました。理由は「上映したかったから」です。チーム高橋の作る映画は、チーム高橋じゃないと作れないんです。いや、それは他の監督の皆さんもそうですし、私だってそうかもしれません。でも、チーム高橋の映画には「独特の色」があるんです、「色」です。その「色」をこの映画祭にどうしても欲しかったんです。忙しいうえに、ご主人の高橋仁さんには私の映画に主演してもらってますし(ほぼ毎年出ていただいてるんですが)さらにこのホームページの作り方も教えていただきました。すいませんでした、チーム高橋。ここまでしつこくお願いした理由は、今まで言えなかったんですが、私があなた方のファンなんですよ。

スタッフの皆様、キャストの皆様への御礼は、改めてどこかでお伝えしなければ。何しろこのホームページも初めてで、これで良いのか自信がないまま書き連ねています。だからこのホームページもうまく掲載できず、監督の皆様にも感謝は伝わらないかもしれません。いや、仮にこの文章を読んでいただいても、感謝が届かないかもしれません。

え?じゃあ何のために、私はこの長ったらしい文章を?  

                           中村聡明

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